個人事業主(フリーランス)は、合同会社・株式会社などの法人を設立しないまま事業を行う人(集団)のことをいいます。しかしながら、個人事業主に対しても税金はかかります。
所得税は、
(1年間の収入-必要経費-所得控除)×税率
で出されます。税率は法律で決められているため、節税しようとするならば、必要経費を計上することや確定申告の際に青色申告を行うことなどが挙げることができるでしょう。
まずは必要経費を計上することで節税を目指すという方法があります。特に不動産投資として個人事業を展開する場合、不動産の借入金金利や仲介手数料、広告費用、そして印紙・不動産登録税などの税金は必要経費として計上することができます。また、不動産を経営していく中で必要な管理費用、不動産の減価償却費、修繕費・リフォーム費用も必要経費として計上できます。これに対して、相続税、所得税、住民税、相続税、贈与税、加算税、延滞税、交通違反の罰金といったものは当然ながら必要経費に計上することができません。
所得控除については、青色申告を行うことは有名です。青色申請とは、不動産所得・事業所得・山林所得のある人に対して、一定水準の記帳をし、その記帳に基づいて正しい申告をした場合に所得金額の計算などについて有利な取扱いが受けられるという制度です。最高で55万円の控除(この55万円の青色申告特別控除を受けることができる人が、電子帳簿保存又はe-Taxによる電子申告を行っている場合は、65万円の青色申告特別控除が受けられます)を受けることができます。
2020年の税制改正(施行は2021年1月)により海外不動産の所有により節税するという(裏)道が大きく閉ざされた今、節税は愚直に行うしかないようです。
山﨑会計事務所は節税・保険に関するご相談を受け付けております。まずはお気軽にお問い合わせください。
個人事業主向けの節税方法
山﨑会計事務所が提供する基礎知識
-
相続税の申告
遺産分割協議が終わったら、被相続人が死亡時に住んでいた住所を管轄する税務署に、相続税の申告をする必要...
-
確定申告とは
確定申告とは、一年間の所得にかかる税金の額を計算し、税金を納めるための手続きのことです。 個人事業主...
-
相続登記
相続登記とは、被相続人から不動産を相続したときに、その不動産の登記の名義人を、被相続人から当該不動産...
-
相続税の申告・納付
相続税は、相続財産が「3000万円+600万円×法定相続人の数」である基礎控除や配偶者控除といった、...
-
遺産に係る基礎控除額
相続税は、相続額が控除額を超えた時に発生する税金です。すなわち、相続財産が控除額に満たない場合、相続税...
-
決算書の作成方法
1年間の支出と収入を計算し、利益と損失の額を確定させることを決算といいます。決算は全ての法人が行わなけ...
-
税務代理
租税法の基本としては、税金は自己申告制で、自分で納めるものです。しかし、税理士は、税務代理という形で...
-
【税理士が解説】事業承...
事業承継税制とは、非上場の中小企業において適用される制度です。 現経営者から後継者へ円滑に事業承継が進...
-
資金調達・融資対策
会社経営には、資金が常に必要です。起業の際や事業拡大のために資金が必要な際や、資金ショートが起こりそう...