相続税の申告は、相続財産が相続税の諸控除を上回った場合に発生します。申告書類は、第1表から第15表まであり、第1表が相続税の申告書となっており、他は、第2表の相続税の税額の計算書や、第9表の生命保険などの明細書など、相続税の申告書に伴う計算書や明細書となっています。こうした申告書類は、通常、税務署から送られてくるか、税務署に依頼して送付してもらう、または、税務署に直接取りに行くことになります。
相続税の納付は、申告者が申告書類の内容に基づいて行うことになります。相続税の申告・納付の期限は相続開始の日の翌日から10ヶ月目の日となっていますが、該当日が土曜休日であった場合には、次の平日が期限となります。
この納付が期限から遅れてしまった場合、延滞税が発生します。これは、申告後に新たに相続財産が発見され、修正申告を行った場合にも、過少申告加算税として発生するので、注意が必要です。また、どうしても、期限内に現金で納付することができない場合は、延納や物納といった形で納付を送らせたり、自己の財産で納付することが可能です。ただし、この申請が通るには、厳しい要件に適合する必要があるので、確認しておきましょう。
また、相続税の申告は、遺産分割協議が終了していなくても可能ですが、相続開始後未分割である扱いで法定相続分の通りに申告しなければならず、相続財産から発生する所得税や固定資産税などを、その財産を相続しないとしても納税しなければならないので、注意が必要です。
山﨑会計事務所では、新宿、高田馬場をはじめとした、東京23区周辺などで、節税、事業継承、相続、相続税、土地の贈与税、みなし相続財産などについて取り扱っております。お気軽にご相談ください。
相続税申告・納税の概要
山﨑会計事務所が提供する基礎知識
-
決算申告だけを税理士に...
決算申告業務だけを税理士に依頼するべきなのか、それとも的確な節税対策のサポートを得るためにも顧問契約を...
-
会計指導
経理の知識がなく、日々の会計業務も苦労が絶えなかったり、経理もままならない状況の方もいらっしゃると思...
-
税務調査の流れ
税務調査は所得税の申告や納税が確実に行われているかどうかということを税務署が調査することを言います。税...
-
給与計算
税理士は、その会計などの専門知識を活かして、毎月の給与計算業務も請け負っています。 従業員の毎月...
-
お金を出して税金を先送...
お金を出して税金を先送りにする節税対策は、4つの節税対策の種類の中では最も優先度が低いのですが、一般的...
-
事業再生
過剰債務に陥ってしまうなどした場合は、税理士の会計の知識などをもとに、外部から客観的に状況分析を行い...
-
遺産に係る基礎控除額を...
法定相続分が基礎控除額・特別控除額を超えると、相続税が課税されます。相続税は、遺産額に応じて税率が定め...
-
株式譲渡による事業承継...
株式譲渡による事業承継は、会社の経営権を後継者に引き継ぐための重要な手段です。 適切に手続きを進...
-
個人事業主が不動産投資...
近年では老後2000万円問題も議論され、投資を検討する方も少なくありません。 投資をする中で気にかかる...