相続登記とは、被相続人から不動産を相続したときに、その不動産の登記の名義人を、被相続人から当該不動産を承継した相続人に変更する手続のことをいいます。登記があれば、第三者に対し、その不動産が自分のものであることを主張することが民法で定められています。
相続登記は、相続や相続税と異なり、期限が定められていないので、いつ相続登記を行っても法律上は問題ありません。しかし、相続登記を行っていないと、登記の名義人が変更されないため、様々な問題が生じます。例えば、相続人が5人いる場合に、ある1件の不動産を相続登記をしないで放置したとします。そして、そのうちの誰かが亡くなって相続が新たに発生し、その相続人が3人いたとします。そうなると、相続登記をするためには、「1つ目の相続で存命中の相続人4人+2つ目の相続での相続人3人」の計8人で遺産分割協議を行い、遺産分割協議書を作成、そして、人数分の印鑑証明、実印が必要になり、大変煩雑なものとなります。さらに、その不動産を売却するとなると、相続人の関係がとても複雑なものになり、また、法定相続人も多く登場するため、相続人同士で争ってしまうことが考えられます。
相続登記は、手続が煩雑で敬遠される傾向にあります。しかし、子や孫、その先の世代のことを考えると、相続をしたら相続登記を行っておくことが望まれます。
山﨑会計事務所では、新宿、高田馬場をはじめとした、東京23区周辺などで、節税、事業継承、相続、相続税、土地の贈与税、みなし相続財産などについて取り扱っております。お気軽にご相談ください。
相続登記
山﨑会計事務所が提供する基礎知識
-
【税理士が解説】税務調...
確定申告した内容に関して、税務署が疑念を持った場合に行われるのが税務調査です。 税務署の職員が事...
-
個人事業主の確定申告で...
個人事業主の確定申告では、利用できる控除を正しく活用することで税負担を軽減できます。 控除にはさ...
-
税務書類の作成
税務申告を行うためには、申告用の書類を作成し、それを提出する必要があります。しかし、この申告用の書類...
-
経営アドバイス
税理士は、会計に関する専門知識を活かして、経営アドバイスを行うことができます。 具体的には、決算...
-
みなし相続財産
みなし相続財産とは、相続財産以外のものでありながら、相続財産とみなされ相続税の課税対象となるものをいい...
-
財産の承継
財産の承継には、相続か贈与の方法があります。 相続は被相続人の死亡によって開始します(民法882条)...
-
確定申告の流れ
個人事業主や会社経営者にとって最も忙しいのが確定申告の時期です。 税理士などに必要書類の作成・申告を依...
-
赤字決算だと法人税はど...
赤字決算になると法人税がかかるのか、確定申告はどうすればいいのか疑問に感じる経営者は少なくありません...
-
決算申告の税理士費用の相場
決算申告は、個人事業主が行う確定申告と比べて、より多くの時間と労力を費やさなければならない大変な業務の...